eコミマップ/技術ノート

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パーソナル型eコミマップ

ミニPC(コンパクト、3万円から5万円)を利用する事で、低価格でインターネットに接続せずローカルエリアネットワーク(LAN)で、手軽に、パーソナルな「eコミマップ」が動作する環境を作成できます。

 インターネットに接続せずに「eコミマップ」を利用できることから、以下の様なメリットあります。

 

・個人での利用、eコミマップを手軽に管理することができる

・個人情報をeコミマップに入力して利用する(外部に流出する危険性を減らせる)

 

<システム構成例>

・ノートPCを利用しLANで利用するケース

 ミニPCとは、DHCPを利用する。

 ※DHCPで接続するにはクロス変換コネクタかクロスケーブルが必要になります。

 

・ミニPCにディスプレイを接続して、直接eコミマップを利用することも可能です。

 

 

・インストール環境

RedHat系のLinuxをミニPC(構成例は後述)にインストールします。

ただしミニPCにLinuxがインストール可能な筐体かどうかあらかじめ確認して下さい。

 ソフトウェア環境

名称

ソフトウェア詳細

OS

Red Hat Enterprise Linux ES 6 (推奨)

CentOS 6 (推奨)  (※64bitOS推奨)

Webサーバ

Apache 2.2.3 以降

Javaランタイム

Java8

Servletエンジン

Jetty 9.2.13以降 (GeoServerに含まれる)

GIS用データベース

PostgreSQL9.1 以降+ PostGIS2.0以降

(PostgreSQL9.4+ PostGIS2.1推奨)

GISエンジン

GeoServer 2.11.0

 

 ハードウェア環境

名称

ソフトウェア詳細

CPU

Intel(R) Celeron(R) CPU

メモリ

4GB DDR3L以上

 

・背景地図

 OpenStreetMap等の無料地図をXYZ形式でキャッシュデータを保存し、オフライン環境での背景地図として利用します。

http://サーバのドメイン/xyz/レイヤID/${z}/${x}/${y}.png

 

・ミニPC構成例

 eコミマップのインストールを行い、動作の確認を行ったミニPCの構成例です。

名称

型番

PC

GB-BXi3-5010

SSD

SDMSATA-256G-G25C

メモリ4GB×2

KVR16LS11/4

  ・Gigabyte GB-BXi3-5010

   http://www.gigabyte.jp/Mini-PcBarebone/GB-BXi3-5010-rev-10

 

名称

型番

PC

NC01U

XS35V4

Beebox N3150

SSD

SanDisk SSD PLUS 120GB

メモリ4GB

KVR16LS11/4

  ・Shuttle NC01U

    http://shuttle-japan.jp/nc01u/

  ・Shuttle XS35V4

   http://global.shuttle.com/news/productsDetail?productId=1765

  ・ASRock Beebox N3150   

   http://www.asrock.com/nettop/Intel/Beebox%20Series/index.jp.asp

 

 本システムは、地域の住民の防災マップ作成練習用、自治区での災害時要支援者管理などに利用されています。

 特に災害時要支援者管理では、入力編集には使い慣れたエクセルを使い、担当支援者毎にパスワードを変え利用します(全体管理者はすべてのデータの閲覧が可能)。

またミニPC(サーバ)は、災害時などにはインターネットに繋げば、クラウドサーバなどにインストールされたeコミマップと自動同期され、関係者との情報の共有も可能となります。

 


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